
「普段はええ人なんやけど…」の罠
「普段は優しいんです。でもお酒が入ると、ちょっと変わるんです…」
これ、よう聞く悩みやな。
ワシのところにも、こんなふうに相談してくる女性、ほんまようけおるわ。
「お酒飲まへんときはほんまにええ人やねん。でも飲むと急に声が大きなったり、怒りっぽくなったり、酔うたら連絡つかんようになったりして…なんか、別人みたいなんよな」
――うん、それはちょっとツラいな。
せやけど、その“ちょっと変わる”ってとこが、めっちゃ重要なんやで。
婚活ってな、「この人と一生一緒におれるか?」って真剣に考える場面や。
その相手が、お酒ひとつで人格変わるようなタイプやったら、ちゃんと立ち止まって考えなアカン。
「酔うたときの彼って、本当の彼なんかな…?」
そう思ったことあるなら、その直感は大事にせなあかん。
ワシも昔、めっちゃええヤツやのに酒入ると人変わる連れがおったんよ。
最初は「まあ、酔うてるだけやし」で流してたけど、あれはほんまアカンかった。
結婚ってな、「普段の彼」が9割で、「特別な彼」は1割やねん。
でも、その1割の“特別な彼”が、今後の人生に大きな爪痕を残す可能性がある。
付き合ってるうちは我慢できても、結婚生活って「日常の積み重ね」やろ?
“酔ったときだけやから”っていうその1割、放っておいたら、
だんだん割合が逆転してくることもあるんやで。
ほなここから、
- 酒グセが悪いってどういうことなんか
- そのまま結婚して大丈夫なんか
- どう見極めたらええのか
イケオジのワシが、ズバッと本音で話してくわ。
次章、「酒グセの悪さ=人間性の一面やで」、
辛口やけど覚悟して読んでな。
酒グセの悪さ=人間性の一面やで
「いや、ほんまに普段は優しいし、気遣いもできるし…」
「飲みすぎたときだけ、ちょっと…あれ?って思うことあるけど、まあ誰にでもあるやろ?」
うん、その気持ち、ようわかる。
せやけどな、“お酒が入ったときの態度”って、実はその人の“本質”が出る瞬間なんや。
お酒って「その人の素」が出るスイッチや
お酒ってな、理性のブレーキをゆるめてまうんよ。
つまり、「素の感情」や「日頃は抑えてるクセ」がぽろっと出る。
気が大きなる人
→ 普段から“抑えてる自信のなさ”や“見栄っ張り”が出るタイプ
怒りっぽくなる人
→ 日頃から不満やストレスをため込んでる、ある意味“爆発型”
泣き上戸・甘え上戸
→ 本来の性格が“依存傾向”やったり、“寂しがり”のサイン
せやから、飲んだときにどんなふうに変わるか?っていうのは、
「この人が将来、どんなトラブル起こすか」のヒントになるんよ。
酒トラブル、甘く見たらあかん
お酒が原因で起きるトラブル、正直言うて山ほどある。
浮気、不倫、暴力、失言、職場の信用ガタ落ち、警察沙汰。
ほんでその“キッカケ”が、だいたい「ちょっと飲みすぎた日」やったりする。
ワシの連れにもな、普段はめっちゃええパパで通ってた奴がおってん。
でも飲み会でベロベロになって、女の子にしつこくしてもうて、SNSに晒されて一発アウト。
会社も左遷、家でも冷たい目で見られて、最終的には家出てったわ。
あいつ、ホンマにええ奴やったで。せやけど、お酒が本性を暴いてもうた。
「俺は酒癖悪くない」って言う男が一番危険や
ほんまに自分の酒グセをわかってる男は、自分から「今日はセーブしとくわ」とか言う。
せやけど、「オレ、酔うても変わらんで〜」って自信満々な奴ほど、やらかす。
特に、「飲みすぎたときだけやし」「本気ちゃうって」「覚えてへんねん」
――こんなセリフが出る男、要注意やで。
覚えてへん、は言い訳や。
被害を受けるこっちは、ちゃんと覚えてるし、傷になるんや。
せやから、彼の酒グセが「ちょっと嫌やな」と思った時点で、
それはもう小さな赤信号や。
見て見ぬふりしたら、後々、もっと大きなトラブルに変わる可能性あるで。
ワイの連れの話やけどな…結婚して1年半で離婚してもうた話
ほんまにあった話やねんけど、ワイの高校んときの連れに「陽斗(はると)」っておってな。
そいつ、学生時代からめっちゃ優等生で、人の気持ちもよう分かるし、見た目も清潔感あって、
正直、モテるタイプやった。社会人なってからも真面目に働いて、年収もそこそこあった。
ほんで、30代後半で結婚したんや。相手の子は、職場で出会った年下の可愛い女性。
お似合いやな〜って思って、ワイら周りも喜んでたんやけど…。
問題は「お酒」やった
陽斗(はると)な、普段はめっちゃ穏やかやのに、
酒入ると急に気が大きうなるタイプやってん。
・知らん人にも絡みに行く
・笑いながら相手をイジリすぎる
・自分の話ばっかりしてまう
・「飲みすぎた次の日、まったく覚えてへん」って言う
結婚前からその傾向はあって、
「ちょっと飲みすぎるクセあるなあ」ぐらいに思ってた。
でも、結婚してからや。
奥さんは最初は我慢してたけど、次第にしんどくなっていったらしい。
最初のトラブルは「友達の結婚式」
共通の友達の結婚式で、陽斗(はると)がベロベロになって、新婦の友達に絡みまくってな。
「オレも昔はモテたで〜」とか、「彼氏おらんの?」とか言うてたらしい。
奥さんは必死で止めてたけど、帰りのタクシーでも暴言吐いたりして、
翌朝、「なんか変な夢見たわ」ってヘラヘラしとった。
奥さん、泣いたらしいで。
「もう、なんで私が謝らなアカンの?」って。
冷めるのは一瞬や
そこから奥さん、ちょっとずつ陽斗(はると)に対して心が閉じていって、
・会話が減る
・一緒にご飯食べんようになる
・実家に帰る頻度が増える
って感じで、1年半で「もうムリや」ってなって離婚。
陽斗(はると)は言うてたわ。
「オレ、そんな悪いことしてたんかな…?ただ楽しく飲んでただけやのに」って。
でもな、それが“気づけてへん”ってことやねん。
「楽しく飲んでる」って自分だけやったら、意味ないんやで
結婚は二人のペースをすり合わせるもんや。
一方が楽しんでて、もう一方が我慢してる状態は、もう歪んでる。
「お酒飲んだときの自分、奥さんがどう感じてるか?」
それに想像力を持たれへん男は、やっぱり危ない。
この陽斗(はると)の話、他人事ちゃうと思うで。
今付き合ってる彼氏が、
・飲んだときにちょっと雑になる
・声がでかなる
・人に絡みやすくなる
・翌朝「覚えてへん」って言う
このへん、当てはまったら注意や。
それ、付き合ってるうちは笑って済ませられても、
結婚生活ではストレス爆発する火種になること、忘れたらアカン。
どこまで許せるか?自分の“心の境界線”を持っとかなアカン
恋愛って、好きやからこそ「まぁいっか」って思ってまうこと、あるやん?
特に相手が優しかったり、普段はええ人やったりすると、
「お酒飲んだときだけやし…」って自分に言い聞かせる。
せやけどな、その“まぁいっか”の積み重ねが、後で自分をしんどくさせるんや。
「許す」って、愛ちゃうねん。「我慢」とは違う。
「好きやから許せる」
「本当はイヤやけど、彼には良いとこもあるし…」
これ、どっちも**“愛”やなくて、“自己犠牲”**に近い。
ほんまに自分を大事にするなら、ちゃんと線を引いてええんやで。
まずは書き出してみてや:「これは許せる」「これは許されへん」
たとえばこんな感じで、自分の心の中を整理するんや。
🔳許せること
- 飲んでもちょっと陽気になる程度
- たまに飲みすぎる(月1回以下)
- 翌日きちんと謝る
- 節度を持って飲む姿勢がある
🔳許されへんこと
- 人に絡む/暴言吐く
- 頻繁にベロベロになる
- 翌朝覚えてない・ヘラヘラしてる
- 注意したら逆ギレする
こうやって**“自分だけのルールブック”を持つ**ことで、
「どこからが赤信号か」自分自身で見極められるようになるんよ。
ほんまに大事なのは、「これからもそのクセが続く」って前提で考えることや
人って、そう簡単に変わらん。
とくに“お酒”っていうのは、クセも習慣も根深いから、
「結婚したら落ち着くやろう」はめっちゃ危険な思い込みや。
逆に言うたら、
「今、気になってるクセや不安要素は、10年後には“確実に大問題”になってる」くらいで見といた方がええ。
我慢が続く関係は、いつか爆発する
よくある話でな、
・ずっと我慢してたけど、ある日急に「もうムリ」ってなった
・その時には、相手には何が悪かったのかすら伝わってへん
・「急にやん」「何でや?」って言われて終わる
これ、心の境界線を最初にハッキリさせてなかったことが原因や。
最初から、「これが嫌や」「これは傷つく」って言えてたら、
もっとお互いに歩み寄れたかもしれんのに、や。
自分の心にウソついたらアカン
「彼にはええとこもあるし」「私が我慢すれば…」
その言葉、ほんまに自分の本音か?
それとも、自分にウソついてるだけちゃうか?
結婚は“続く”もんや。
10年、20年、一緒に生きていく相手が、
「自分の心を押し殺してまで一緒にいたい人か?」
いま、それを冷静に見極めるタイミングやで。
幸せな結婚に必要な“リアルな視点”とは
結婚ってな、「好き」だけでは続かへんねん。
そら、好き同士で始まるのはええことやけど、
**「好きやからこそ冷静に見つめる勇気」**がなかったら、
ほんまにしんどい未来が待ってることもあるんよ。
結婚は「長距離マラソン」や。走り切るには“相性と安心感”がいる
たとえばやけど、
・酒飲むと性格変わる
・浮気癖ある
・感情の起伏激しい
・自分の非を認めへん
こういうのって、最初は“刺激的”やったり“味”あるように見えるけど、
長い人生で見たときに、安心できへん相手は、確実に疲れるで。
結婚生活でほんまに大事なんはな、
「自分の心を張らんでも一緒におれるか」
「ちょっとしたことで、涙が出るくらい傷つく関係やないか」
このへんを見極める力や。
「情」より「冷静さ」があなたを守る
人間って、どうしても情に流される。
「ここまで付き合ったし」「本当はええとこもあるし」
「変わるかもしれん」「信じてみたい」
わかる。
ほんまにわかるけど、そこで大事なんは**“冷静な判断力”**なんや。
一回、自分の感情から距離を置いて、
“第三者の目”で彼を見てみてや。
「親友の子が、こんな彼氏やったらどう思うやろ?」
「娘が同じ状況やったら、俺はなんてアドバイスするやろ?」
…その答えが、あなた自身への真実の声や。
自分を幸せにする責任は、自分にあるんやで
「彼が変わってくれたら…」
「私がもう少し我慢すれば…」
って、他人に期待するより先に、
“自分がどうしたいか”をしっかり持つことが、人生を前に進める鍵や。
もし今、「これからも一緒にいて幸せになれるんやろか?」って迷ってるなら、
その直感、大事にしてや。
結婚はゴールやない。
スタートや。
「しんどいけど頑張ろう」って始めた関係は、
いつか無理がたたんねん。
未来のあなたが「良かった」と思える選択を
人生って、何歳からでもやり直せる。
結婚も、出会いも、別れも、全部「選び直せる権利」があるんやで。
周りがなんと言おうと、世間体がどうであろうと、
あなたがあなたを大切にして選んだ道こそが正解や。
イケオジから最後に言わせてもらうわ。
「今、自分を犠牲にしてる感覚があるなら、それは赤信号や」
「“幸せになるための決断”は、何歳でしても遅ないで」
まとめ:婚活中のあなたへ送るメッセージ
- お酒で人格変わる人は、結婚後にトラブル起こす可能性が高い
- 普段ええ人でも、“酒癖”は別人格と考えた方がええ
- 結婚は「安心感」と「尊重」がないと、続かん
- 自分を犠牲にしたままの結婚は、絶対後悔する
- どこまで許せるか?自分の“境界線”を持つこと
- 恋愛は感情、結婚は判断力
この記事を読んで、「あ、私このままじゃアカンかも」って思ったなら、
それが第一歩や。
応援してるで。
ほな、またどこかで会おな。


