
ハイスぺ男子とマッチしたのに…なんで私、泣いて帰ってるん?
■ 相談者:ゆみ(34歳・看護師)
「ルークさん、ちょっと聞いてもらってええですか…?」
そう言ってやってきたのは、前にも一度だけお茶したことある、
しっかり者で笑顔がかわいいゆみさん。
今回はその笑顔、どっか行ってしもてた。
■ マッチングアプリで出会った“ハイスぺ男子”
彼女が言うには、最近婚活アプリで出会った男性、
いわゆる「ハイスペ男子」やったらしい。
・外資系コンサル
・年収1000万超え
・高身長、顔もそこそこ
・趣味はゴルフと美術館巡り
「最初のやり取りもめっちゃスマートで、“やっと本物来た”って思ったんです」
それはテンション上がるやろなぁ、とワイも思た。
■ いざ初デート…違和感が止まらん
1回目のデートはホテルラウンジ。
向こうが予約してくれて、服装もビシッと決まってて、まさに“王子様感”。
でも、話してるうちに、なんか変な感覚がしたらしい。
「なんていうか…私、面接されてるみたいで」
・仕事のこと
・今までの恋愛経験
・なんで婚活してるか
・どんな家庭で育ったか
質問が次から次へと飛んでくる。
しかも、全部“正解”を求められてる空気。
彼女は一生懸命答えたけど、帰り道、涙が止まらんかったって。
「私って、条件を見られてただけなんかなって思ったら…」
■ イケオジの処方箋
ゆみさんの話を聞き終わって、ワイはゆっくり言うた。
「彼は確かにハイスペかもしれへんけど、
それと“人間としての器”は別やで。」
恋愛って、履歴書ちゃうねん。
どれだけ条件が揃ってても、「人として向き合えるか」が何より大事。
婚活アプリって、どうしても「スペック勝負」になりがちや。
せやけど、それにのまれて“自分らしさ”を失ったらアカン。
「大事なのは、“評価されること”やのうて、“理解されること”。」
ゆみさん、うっすら笑ってうなずいてくれた。
彼氏やと思ったのに…まさかの“キープ要員”事件
■ 相談者:ミホ(29歳・広告代理店勤務)
「ルークさん、また聞いてください…」
笑顔はあるけど、どこか不安そうなミホちゃん。
彼女は、婚活アプリでまたちょっと痛い目にあったらしい。
■ 初めは理想的やった彼
プロフィールはすごく普通やったけど、メッセージのやりとりはいつも楽しかった。
彼は「誠実そう」「話しやすい」とミホちゃんはすぐに感じたんや。
何回か会って付き合い始めて、
「やっと私にも彼氏できた!」って心から喜んでた。
■ でも、彼の行動がちょっとおかしくなってきて…
ある日、彼のスマホを偶然見てしまったミホちゃん。
なんと、婚活アプリで同時に他の女性ともメッセージをやりとりしていた。
しかも、ミホちゃんに対しても「キープ要員」とか書かれてて…
「めっちゃショックで、自分の価値まで疑ってしまいました…」
■ イケオジの処方箋
ワイはゆっくり話した。
「ミホちゃん、それはほんまに辛かったな。せやけど、めちゃくちゃポジティブに言えば“キープされるほど魅力的”やったってことや。」
そう、キープ要員って言われると傷つくけど、逆に言うと“選ばれる選択肢の一つ”やったわけや。
「人はな、自分の価値を相手の行動で決めたらあかん。
そんなんで落ち込むんはもったいないで。」
そしてこう続けた。
「本物の相手はな、キープなんかせえへん。
真剣に向き合うから、ミホちゃん自身が自分を大事にしてな。」
■ ミホの決意
ミホちゃんは涙ぐみながらも、
「これからはもっと自分を大事にして、見極めます!」とキッパリ。
イケオジはニコッと笑って言うた。
「そや、それでええ。婚活は長いマラソンや。焦らんで、自分のペースで歩いていこな。」
理想の彼に尽くしても…結局すれ違って別れた話
■ 相談者:ナオミ(31歳・教員)
「ルークさん、今回は私の失敗、聞いてほしいんです…」
ナオミさんは真面目で努力家。
婚活アプリで出会った彼に、全力で尽くしてきた。
■ 彼はまさに理想の男性やった
・年収も安定してて
・優しくて、価値観も合うし
・家族思いで
最初は「この人や!」って心底思ってた。
■ でも、気づいたら彼が冷たくなってた
デートも重ねて、彼のことをサポートしたり、料理を作ったり、尽くしてきた。
けど、彼は忙しいのを理由に連絡も減り、会う頻度も減っていった。
ある日、彼から言われた言葉が辛かった。
「ナオミのことは大切やけど、今は仕事が優先や」
■ イケオジの処方箋
ワイはこう伝えた。
「ナオミさん、尽くすことはええ。でも、尽くすことで自分を犠牲にしてしまったら、本末転倒や。」
相手に与えることは大切やけど、まずは自分自身を満たすことも忘れたらあかん。
「彼が冷たくなったのは、彼自身の問題や。
ナオミさんが悪いわけちゃうで。」
そしてこう続けた。
「婚活はお互いのペースと気持ちが大事や。
相手に尽くすんは、あくまで自分が幸せやと感じる範囲でやな。」
■ ナオミの気づき
ナオミさんは少し泣きながらも、
「自分の気持ちも大切にしてええんやな」って初めて思えたと言うてくれた。
理想が高すぎて…婚活アプリでいつも途中でフェードアウトされる話
■ 相談者:ユカリ(33歳・販売員)
「ルークさん、また相談させてください…」
ユカリさんは明るくて話しやすいけど、
どうも婚活アプリでのやり取りがうまくいかんみたいや。
■ 初めは会話が盛り上がっても…
プロフィールはちゃんと書いてて、
メッセージも丁寧やし、話も弾む。
でも、何度かデートの約束をしても、
相手から急に連絡が減ったり、フェードアウトされることが多い。
「どうしてやろ?私、理想が高すぎるんかな…?」
■ イケオジの処方箋
ワイは話を聞いて、こう言うた。
「ユカリちゃん、理想があるんは悪いことちゃう。でもな、“理想”と“完璧”はちゃう。」
完璧な人間なんておらんし、婚活も“人間味”を感じられるかが大事や。
「時には、相手の小さな欠点も受け入れてみるんや。
それができると、話も続くし、関係も深まるで。」
■ ユカリの決意
ユカリさんは「なるほどなぁ」とうなずき、
「これからはちょっと肩の力抜いて、自然体でいってみます」と笑顔を見せてくれた。
失敗は恥ずかしくない。経験が未来を輝かせるんや
婚活アプリでの失敗談、いろんな話聞いてきたけど、どれも恥ずかしいことちゃうで。
むしろ、そうやって経験を積んでいくことで、自分に合う人が見えてくるんや。
失敗して落ち込むこともあるやろけど、それは“成長”の証や。
そして忘れたらあかんのは、
今まで出会った男はあんたにとって一番ええ男やなかっただけ。まだ出会ってないだけや。
「これから先に出会う男の中には、もっと優しくて理解してくれて、心から大事にしてくれる男がおる。」
せやから、失敗にビビらんと、前向きに行こや。
失敗は恥ずかしいことやない。
経験は宝や。
そして未来は、今の君の歩みでつくられていくんや。
イケオジはいつでも応援してるで。
自信持って、ええ恋愛しようや!


