
恋愛と婚活、同棲の意味がちゃうで
「結婚する前に同棲した方がええんかな?」
婚活アプリで知り合って、ええ感じになってきたら誰でも一回は悩むことやと思う。
けどな、まず最初に頭に叩き込んどいてほしいのは――
恋愛と婚活はちゃうってことや。
恋愛はな、「好き」から始まる。
せやから一緒におりたくて、自然な流れで同棲することもあるやろ。
けど婚活はちゃう。
**「この人と結婚して人生を共にできるか?」**を真剣に見極めるための場や。
つまり、付き合い始めた段階からすでに「選んでる」「選ばれてる」状態なんや。
ここで同棲の意味が変わってくる。
恋愛の同棲は「もっと一緒にいたい」やけど、
婚活の同棲は**「結婚前の最終チェック」**や。
生活習慣が合うか?
金の使い方はまともか?
家事の分担は?
イライラした時にどんな態度取るんか?
休日の過ごし方、実家との距離感、将来の価値観……
全部、「一緒に住まんと見えてこーへんこと」なんや。
ほんでな、ここで大事なんが、
「長く住めば分かる」ってもんやないってこと。
逆に言うと、短期間でもわかることはわかる。
婚活においては、同棲の目的を「付き合ってる感覚で楽しむ」やなくて、
「夫婦になれるかどうかを見極める」って視点に変えることが、めちゃくちゃ大事や。
せやからまずは、恋愛と婚活の目的の違い、
そして同棲の“意味”の違い――そこをしっかり頭に入れた上で、次の章で話を進めていくで。
同棲は3か月〜半年で充分や
「最低でも1年は同棲せな、相手のことなんか分からんやろ?」
って思う人、おるかもしれへん。けどな、婚活においてはそんな悠長な時間いらんねん。
人間ってな、最初の1〜2週間でだいたい生活のクセがバレる。
・帰ってきたら服をどこに脱ぎ散らかすか
・トイレの蓋を閉めるか閉めへんか
・朝型か夜型か
・洗いもん溜めるタイプかすぐやるタイプか
・風呂の入り方、寝る前の過ごし方、食器の片付け方
……そういう細かいクセって、ほんまにすぐ見える。
そして1〜2か月も経ったら、ちょっとしたケンカも起こる。
その時に**「この人、怒ったらこんな態度取るんや」**ってわかるし、
金銭感覚とか将来への考え方、家族との距離感とか、どんどん本音が見えてくる。
つまりな、3か月経っても「なんか違和感ある」って思ったら、
その違和感はそのまま続く可能性が高い。
「半年ぐらいで判断できるようなもんちゃうやろ」って言う人もおるけど、
実際に結婚してから「やっぱり無理やったわ」って離婚する人も、
ほとんどが最初の違和感をスルーしてもうたパターンや。
で、ここからが大事や。
ダラダラ同棲してもうたら、情がわいてくる。
情ってな、怖いで。
「別れたらかわいそうやな…」とか
「ここまで一緒におったんやし、今さら別れるのもな…」とか
本来の“冷静な判断”ができんくなってくるんや。
でもよく考えてみてな?
数か月の情に引きずられて、何十年も我慢する結婚を選んでええんか?
イケオジからハッキリ言わせてもらうで。
婚活における同棲は、3か月〜半年で充分や。
そこまでの間に見えたもんが“その人のリアル”や。
それをしっかり受け止めて、「合うか合わんか」判断する。
それ以上はズルズル行くだけや。
情が邪魔する時もあるけど、未来の方が大事や
同棲して数か月、相手のええとこも悪いとこも見えてきた。
「うーん…なんか合わんなあ」って思っててもな、
いざ別れを決断するってなったら、急に情が出てくるんよな。
一緒に住んでると、なんやかんや情は湧いてくる。
・体調崩したときに看病してくれた
・朝に「いってらっしゃい」って言うてくれる
・たまに作ってくれるご飯が美味しい
・誕生日にサプライズしてくれた
……そんな日々の積み重ねが、心に残ってる。
せやから、「別れたい気持ちはあるけど…」って迷うようになる。
ほんでな、これが怖いとこやねんけど、
情に負けて“結婚”まで行ってもうたら、そこから引き返されへんねん。
結婚って、ただ一緒に暮らすだけやない。
・義両親との関係
・家計のやりくり
・子育ての方針
・老後の介護
・病気になった時の支え合い
……いろんなライフイベントが一生続く。
せやのに、
「ほんまはこの人とは合わんかもって思ってたけど、情があって別れられへんかった」
そんな理由で結婚してもうたら、その後の毎日が我慢とストレスの連続になる可能性あるで。
イケオジはな、昔こういう話を聞いたことある。
「別れ話って、自分のことばっかり気にしてる間はうまくいかへん。
相手に“未来の時間”を返すつもりで別れるんや。
アンタも、そして相手も、“本当に幸せになれる道”を選ぶために手放すんや。」
ってな。
ぐさっときたで。
ほんまその通りやと思う。
今、数か月の情で決断を鈍らせたら、
未来の数十年が灰色になるかもしれへん。
逆に言うと、今ここで覚悟を決めて別れられる人は、ちゃんと次の幸せを掴める。
これは間違いない。
結婚はスタート、同棲はチェックポイントや
婚活アプリで出会って、付き合って、同棲して、
「そろそろ結婚かな…?」って流れになることも多いやろ。
けどな、そこで一回立ち止まって考えてほしいんや。
「結婚=ゴール」って思ってへんか?
もしそう思ってるんやったら、それはちょっと危ないで。
結婚ってな、ほんまは“スタート”なんや。
一緒に暮らして、家族になって、
楽しいこともあるけど、しんどいことも山ほどある。
自分の時間も自由も減る。
相手の価値観とぶつかる日もある。
子どもができたら育児のことで揉めるかもしれんし、
年取ったら介護のことや老後の生活も考えなあかん。
つまり結婚は、長い旅路のはじまりやねん。
ほんでその旅に出る前に、「この人と一緒に行けるか?」って確かめるのが同棲や。
せやから、同棲っていうのはただの“お試し期間”やなくて、
未来の人生の分かれ道を決める大事なチェックポイントなんやで。
「気になるところあるけど、まぁいっか」って流すのは危険や。
「まぁいっか」で結婚して、「こんなはずちゃうかった…」って後悔する人、いっぱいおる。
同棲の段階で、そうなる未来がチラついてたら、
そのサインは見逃したらあかん。
結婚に向いてる相手ってのは、
「好き」だけやなくて、一緒に苦労できる相手かどうかや。
ええときだけやなくて、
しんどいときにも支え合えるか?
怒ったときに暴言吐いてこーへんか?
お金のトラブル起こさんか?
問題が起きたときに、逃げずに話し合えるか?
同棲ってのは、そういうとこを見極めるためにあるんや。
その視点を忘れたらあかんで。
同棲は“合格不合格”ちゃう。“共に歩けるか”を確かめる期間
ここまで読んでくれてありがとうな。
いよいよまとめに入るんやけど、
ちょっと矛盾してるように聞こえるかもしれへん話をするで。
さっきは「同棲は結婚前のチェックポイントや」って言うた。
せやけどな、同棲ってのは決して“テスト”ちゃうねん。
「相手のここがアカンから不合格」
「この癖があるから結婚無理」
そういう“採点”のために同棲するんとちゃう。
ほんまに大事なんは、
しんどいとき、喧嘩したとき、辛いときに、
それでもこの人と一緒におりたいかどうか。
これを確かめる期間やねん。
せやから、悪いとこばっかり探して「減点方式」で見たらアカン。
同棲ってな、相手の“生活のリアル”を知るチャンスでもある。
- ほんまに性格ええ人やなって思えるか?
- 優しさが表面だけやなく、日常にもにじみ出てるか?
- 寝起きの顔でも、素のままの姿でも好きって思えるか?
- 落ち込んでるときに、寄り添ってくれるか?
こんなんは、アプリのやりとりやデートやなく、
一緒に暮らして初めて見えてくる部分なんや。
逆に言えば、相手も自分を見てる。
相手もしんどい時、つらい時に自分がどう向き合ってくれるかを感じ取ってる。
せやからこそ、取り繕っても意味ないんよな。
極端な話な、
楽しいことは誰とでも共有できるんや。
テーマパーク行って、カフェ行って、美味しいもん食べて、
「楽しい~!」ってなるんは、そこまでハードル高くない。
でもやで、
しんどいことは、誰とでも一緒に乗り越えられるもんちゃう。
体調崩したとき、
仕事がうまくいかんとき、
実家のことや将来のことで悩んだとき、
そんなときに「この人がおってよかった」って思えるかどうか。
これが結婚にはめっちゃ大事や。
せやから、同棲期間中は、
“合う/合わへん”を探すんやなくて、
“この人と一緒に、山も谷も超えていけるか”を見つめる時間にしてほしい。
完璧な人なんておらへん。
けど、「それでも一緒に生きていきたい」って思えるかどうか。
そこに答えがあるんやで。
イケオジからの処方箋はこれで終わりや。
次の人生の一歩、焦らんと、自分のペースで歩いてな。


