
はじめに
――「また今回も、私って2番目やったんや…」
「最初は彼のほうがグイグイ来てたんよ」
「LINEも毎日くれてたし、向こうから“会いたい”って言ってくれてた」
「でも気ぃついたら、“彼女おること黙ってた”って言われて――」
そんな話、何回も聞いた。
うちの周りにも、ほんまにようおるんよ。
付き合ってる思てたのに、実は“都合のええ存在”にされてたって、後から知るんや。
「本命は別におって、私はその“間”の女やった」
「“いまの彼女とうまくいってへんねん”って、私に甘えてただけやった」
「それでも好きやったから、離れられんかったんよ…」
――そんなふうに、涙をこらえて話す姿を見て、
ワイみたいなオッサンでも、胸がギュッとなるんや。
誰も最初から「2番目でええわ」なんて思って恋してへん。
それでもな、気ぃついたら、“誰かの補欠”になってることってあるんや。
でも、そういう恋愛ばっかり繰り返してると、
だんだん自分に自信がなくなってくる。
「私って、どうせまた選ばれへんタイプなんやろ」
「本命になれる女とは、どこが違うんやろ」って。
ちゃうねん。
あんたが悪いわけやない。
恋愛って、タイミングもあるし、相手の未熟さもあるし、
“誠実さを持たん人”を選んでしまうこともある。
でもな。
もしも、そういう恋愛を繰り返してしんどくなってるんなら、
一回、自分をちゃんと見直してほしいんよ。
自分責めるんやなくて、
自分をいたわる時間を、持ってほしい。
そして、ワイからの“処方箋”を一つずつ、
ゆっくり読んでみてほしいんや。
ワイは何者かって?
ただの、ちょっと年食ったオッサンや。
でもな、人生で恋も失恋も散々味わって、
「女の人の涙は、ホンマに重い」ってこと、肌でわかっとる。
だから今日は、
あんたのことを“ちゃんと一番として見てくれる誰か”に出会うための、
ほんまの意味での再出発を、一緒に始めようやないか。
このページを開いてくれたってことは、
もうすでに一歩踏み出してる証拠やからな。
大変やったな、辛かったな
――「なんで私は、いつも“選ばれへん”んやろ…」
せやな…辛かったやろな。
どれだけ笑顔で話してても、
心の奥ではずっとしんどさ抱えてたんやろ?
「私が悪かったんかな…」
「重たかったんかな…」
「もっと“都合のいい女”みたいに軽く構えとったら良かったんかな…」
そんなふうに、自分のことばっかり責めてきたんちゃう?
ほんまは一番泣きたかったのに、
周りの友達には「うちは大丈夫やで」って強がって――
うん、よう頑張ったな。
ほんまに、よう耐えてきたと思う。
人ってな、辛いことがあったとき、
「大丈夫やで」って言われても、心が追いつかへんことがあるんや。
だからワイはまず、何よりも先にこう言いたい。
「よう頑張ったな」
「そんなしんどい中でも、自分を見失わんと耐えたあんたは、すごいわ」
「ほんま、大変やったやろ。辛かったな」
たとえばさ、
自分の好きな人が他の誰かと一緒になっていく姿を見るのって、
どんな冷たい冬の風よりも心を凍らせるんよ。
「自分よりも若い女とおるんやな」
「私との時間よりも、そっちを選んだんやな」
そう思ったとき、
自分の存在ごと、否定されたような気持ちになるんや。
でもな、それって全部、
**“相手の問題”**や。
あんたが劣ってたわけちゃう。
誰かの選択が“未熟”やっただけや。
相手に誠実さがなかっただけ。
ずるさをあんたの優しさで隠されてただけや。
それを今まで受け止めて、
「それでも、好きやったから」って耐えてきたこと――
ほんまによう頑張ったと思う。
どれだけ心が削られても、
「もうちょっと信じてみよう」って思って、
自分から連絡して、待って、裏切られて――
そんな恋愛、もう終わりにしてええんよ。
ここで一区切りつけて、
まずは自分自身にこう言うてあげてな。
「私、ようやったよな」
「あんな仕打ちにあっても、人を嫌いにならんかった」
「ほんま、よう耐えた。よう踏ん張った」
涙が出てもええ。
恨み言があってもええ。
吐き出してええねん。
それ全部、ちゃんと受け止めたら、
ちょっとずつ、心の傷は癒えていく。
時間はかかるかもしれん。
でも、その一歩を今日踏み出したんやで。
この章を読み終えたあんたは、
もう“誰かに振り回されるだけの恋愛”とは、おさらばや。
次は、
“ほんまのあんた”を見て、
“心ごと愛してくれる人”と出会うための、準備をしていこな。
あんたはとても優しい人なんやな
――「私がもっと冷たくしてたら、違ったんかな…」
なぁ、
あんたって、人の気持ちにめっちゃ敏感やろ?
相手がちょっとでもしんどそうな顔したら、
すぐに空気読んで、「なんかあったん?」って声かける。
ほんで、相手がしんどいこと抱えてたら、
「私でよかったら聞くよ」って、
夜中でもLINE返したり、電話出たりする。
そういうとこや。
そういうとこが、ほんまに優しいんやなって思うねん。
でもな、そういう優しさって、
ときに“便利にされてまう”こともあるんや。
あんたのその優しさに、
甘えてええと思ってる男もおる。
「この子は怒らへん」「この子は離れていかん」
そうやって、自分勝手な言動を繰り返すヤツもな。
でも、それで傷ついたとしても、
あんたは怒らへんねん。
自分よりも、相手の事情とか過去を考えてまう。
「仕事忙しいんやろな…」
「ほんまは彼女と別れたいけど、タイミングがないんかも…」
「私がしっかり支えたら、彼もちゃんと向き合ってくれるかも…」
――そうやって、相手を理解しようとしてきたやろ。
ワイ、そういうあんたの優しさ、
ほんまに尊いと思うんや。
でもな、ひとつ覚えておいてほしい。
「優しさは、誰にでも向けてええもんとちゃう」
「あんたの優しさは、“受け取る準備ができてる人”にだけ渡したってええ」
これ、ほんま大事なことやで。
“優しい人”ってな、損な役回りになりがちや。
自分を後回しにして、相手のことばっかり考えてしまう。
でもな、
ほんまにあんたのこと大切に思ってる人は、
**“その優しさを当たり前と思わん人”**や。
「ありがとう」ってちゃんと感謝してくれる人。
「無理せんでええよ」って、逆に気遣ってくれる人。
「君がそうやってしてくれるのが、嬉しいねん」って言える人。
そんなんに出会ったとき、
あんたの優しさは、もっと輝くんやで。
今までの恋愛で傷ついたこと、
それはあんたの優しさが“間違ってた”んやなくて、
渡す相手を間違えてただけなんや。
あんたの優しさは、ほんまに素敵や。
ワイはそう思う。
でもな、自分が疲れてしまうほどの優しさは、
もう“誰かのため”やなくて、“自分のため”に使ってええんやで。
それが、これからもっと幸せになる第一歩や。
もっと自分を大切にしやな
――「好きになった人が笑ってくれるなら、それでええと思ってた…」
それな、よう分かるわ。
あんたみたいに優しい人ほど、
「自分を削ってでも、相手が笑ってくれたら」って思ってまうねん。
・夜中の呼び出しに応じて
・相手の気まぐれなLINEに一喜一憂して
・“彼女じゃないのに、彼女みたいな存在”を続けて
・結局、他の人と付き合われて
・そしてまた、心だけ置いてけぼりにされる――
あんた、そこまでしてたんやろ?
そこまでしても、見返りなんか求めへんかった。
それはな、
ほんまに“愛情深い人間”にしかできへんことや。
でもな――
“それで幸せになれた?”
って聞かれたら、どうや?
「ううん…幸せやなかった」
「どっかで、心が冷えてた」
そう感じたこと、あるんちゃうかな。
ほんまの愛ってな、
“自分を削らんでも成立するもん”やねん。
笑ってるフリしても、
無理して気丈にふるまっても、
心が泣いてたら、それは“幸せな恋”やないんよ。
だから、もっと自分を大切にしやなあかん。
ワイはな、恋愛に関しては昔から見てきたし、
何人もの女性が「自分を後回しにしたまま」年齢を重ねて、
ある日ふと、「私、なんでこんなに我慢してきたんやろ?」って泣く瞬間を見てきた。
そうなる前に、今、ちゃんと気づいてほしい。
◆ 「私を大切にしてくれる人」を選ぶ勇気
“相手がどうか”ばっかり考えてた恋愛は、
これからは一旦ストップや。
これからの恋愛は、
「私はこの人とおったら、自分をもっと好きでいられるか」
っていう視点で、選んでええんよ。
だって、恋愛ってな、
“自分を犠牲にするもん”やない。
“自分をもっと大事にできる関係”であるべきなんや。
・あんたの話をちゃんと聞いてくれる人
・「疲れてるやろ、今日はゆっくり休み」って言うてくれる人
・「君の笑顔が見たいねん」って思ってくれる人
そういう人に、心を開いていこうな。
◆ 「自分を大切にする」ってどういうこと?
それはな、
“自分の感情をちゃんと受け止める”ってことや。
悲しかったら、悲しんでええ。
寂しかったら、誰かに甘えてええ。
しんどいときは、「今日はもう誰とも話さんとこ」って決めてええ。
そうやって、自分を守ってあげること。
「ごめんな、今日だけは甘えさせて」って言えること。
それが、自分を大切にするってことや。
恋愛だけやない、仕事でも、友達関係でも、
“無理して笑う”ことばっかりしてたら、
心はすり減っていく一方や。
たまには、あんた自身が“主役”でええんやで。
誰かのために頑張るあんたも素敵やけど、
自分のために踏ん張るあんたは、もっと素敵や。
恋愛って、ほんまに不思議や。
“誰かを愛してるつもり”で、
“実はずっと、自分に飢えてた”ってこともある。
今までのあんたは、
「愛されたい」「必要とされたい」って気持ちで、
無意識に自分を削ってたんかもしれへん。
でも、これからは違う。
“自分をちゃんと愛してるあんた”が、
“ほんまにあんたを愛してくれる人”と出会えるんや。
だから、焦らんでええ。
今のあんたのままで、十分価値ある。
自分を大切にすること。
それが、次の恋への最大の準備やで。
相手の意見を聞きすぎるとこあるんちゃうかな
――「ほんまはイヤやった。でも言われたら、しゃあないって思ってもうて…」
なぁ、ひとつ聞いてええ?
「あんた、ほんまはどうしたかったん?」
たとえばやけど――
・「今日は会える?」って言われて、体調悪かったけど無理して会いに行った
・「その服似合わんわ」って言われて、自分の好きな服もう着んようになった
・「お前、ちょっと考えすぎやで」って言われて、自分の感じた不安を黙るようになった
…あるやろ?
それな、全部、あんたが“自分の声”を抑え込んだ証拠や。
そしてな、それが積み重なっていくと、
ある日ふっと思うようになるねん。
「私って、なんなんやろ」って。
◆ “ええ子”でおることに疲れてへんか?
「相手に嫌われたくない」
「重い女って思われたくない」
「また振られるのはイヤや」
――その気持ち、めっちゃ分かる。
せやけどな、その結果“自分”を見失うくらいやったら、意味あらへんのよ。
あんた、無意識のうちに“ええ子”でおろうとしてへんか?
相手の顔色伺って、言いたいこと飲み込んで、
ほんまは我慢してるのに「全然平気やで」って笑ってへんか?
それな、気づかんうちに、“自己犠牲”が癖になってる状態やで。
◆ 「意見を聞く」と「流される」はちゃうで
もちろんな、恋愛において“相手の意見を聞く”って大事なことや。
相手の価値観を知って、歩み寄る努力も必要や。
せやけどそれって、“自分の意思”があってこそ成立するもんやろ?
あんたの中にある気持ちを無視して、
ただただ相手の言うことに合わせてたら、
それはもう“意見を聞いてる”んやなくて、“流されてる”だけや。
恋愛ってな、ふたりのバランスやねん。
相手だけの声が通って、あんたの声がかき消されるような関係は、
それ、対等ちゃう。
ワイが思うに、あんたは「相手の意見を否定するのが怖い」んやろな。
・「自分が間違ってるかもしれへん」
・「私が意見言ったら、めんどくさい女やと思われるかも」
そう思ってまうクセ、ついてしもてるんやろ。
でもな、ほんまにあんたのこと想ってる人は、
“あんたの本音を聞かせて”って言うてくれる人や。
「どう思う?」って聞いてくれて、
「無理してない?」って寄り添ってくれる人や。
自分の気持ちを言える相手。
それが、“本当に心許せる人”やで。
◆ もっと“自分の感覚”信じたってええ
恋愛で傷ついた経験がある人ほど、
「次もまた傷ついたらどうしよう」って怖くなる。
だからこそ、自分の感情に蓋して、
“相手のほうが正しい”って、思い込もうとしてまう。
でもな、
あんたが「なんかイヤやな」って思ったこと、
それって、ほんまに大事なサインやねん。
・ちょっと引っかかる言い方された
・自分だけが連絡待ってる時間が長すぎる
・都合のええときだけ連絡来る
そういう“引っかかり”、
無視せんとってほしい。
あんたの感覚は、ちゃんと正しい。
自分の心が「これは違う」って言うてるとき、
その声を大事にしてええねん。
それを無理して黙らせてたら、
あとからもっと大きな痛みに変わるで。
◆ 「本音を伝える勇気」が、次の恋を変える
今度恋をするときは、
最初っから“ええ子”にならんでええ。
相手のペースに全部合わせんでええ。
ちゃんと、「私はこう思うねん」って言えること。
「これはちょっと苦手やねん」って伝えられること。
それが、ほんまの信頼関係の土台になる。
最初は怖いかもしれへん。
でもな、その怖さを越えた先にこそ、“本物の関係”があるんや。
無理に人格変えやんでいい
――「もっと明るくならなあかんのかな」「重いって思われたくないし…」
あんた、最近よぉ思ってへん?
「もっとサバサバした性格やったらよかったのにな」
「私、恋愛向いてへんのかも」
「素直にならなあかんって分かってるけど、怖いねん」
…それな、ワシから言わせてもらうとな、あんたは何も間違ってへん。
それどころか、
あんたが“そのままの自分”で居ようとしながら、
傷ついて、立ち上がって、また恋しようとしてる姿――
ほんまに、めちゃくちゃ美しいと思うわ。
◆ 変わろうとする優しさと、消えてまう怖さ
あんたが「変わらなきゃ」って思うのは、
誰かを喜ばせたかったからやろ?
・笑顔を作ってみたり
・テンション上げて頑張ってみたり
・甘えたいのに、無理に強がってみたり
ほんまはあんたの中にある“素のまんまの気持ち”を、
相手に合わせて変えようとしてきたんやな。
…でもな、それって続かへんねん。
なぜって、自分を偽ってたら、幸せは長続きせえへんからや。
◆ 「変わらなきゃ」じゃなくて「戻ってええんやで」
恋愛してて、何回か傷つくと、
「自分に問題があるんかな」って思うようになるやろ。
でもな、
「優しすぎる」とか
「真面目すぎる」とか
「尽くしすぎる」とか
それって、ほんまは“その人の良さ”やねん。
それを“弱さ”やと思わされるような恋愛してもうたんやろな。
せやから、あんたがすべきことは
「変わる」ことやのうて、「本来の自分に戻る」ことや。
・優しさを持ったままで
・不器用でもええからまっすぐで
・寂しい時に「寂しい」って言える
・傷ついたら「傷ついた」って伝えられる
そんな風に、そのままの“あんた”でええ。
◆ 本気で恋して、本気で傷ついた人の“強さ”
あんたは、ちゃんと向き合ってきた人や。
本気で恋して、本気で泣いて、本気で失ったからこそ、
今の“深み”がある。
それはな、誰でも持てるもんちゃう。
表面だけの恋愛してた人には、決して分からん“重み”やねん。
そやからな、
「私って重いんかな?」って不安になる必要なんか、どこにもない。
重いんちゃう。
それだけ本気やっただけや。
そしてその本気は、必ず伝わる相手が現れる。
軽いノリや、お調子者にウケんでもええ。
そういう相手とは、そもそも“深いとこ”で合わへんだけや。
◆ 無理に変わらなくても、あんたを好いてくれる人はおる
ワイはな、
いろんな男女見てきたけど、
ほんまに人を惹きつけるのは、“無理してへん人”や。
素のまんまで笑って、
素のまんまで泣いて、
素のまんまで「好き」って言える人。
そういう人には、不思議とちゃんと惹かれる人が現れる。
それが、“ご縁”ってやつや。
せやから、無理に自分をねじ曲げんでええ。
自分の個性を殺してまで合わせる必要はない。
あんたのまんまを、まるごと「ええなぁ」って言うてくれる人は、おる。
その人に出会うためにも、
自分らしさを忘れんといてほしい。
◆ イケオジから一言
あんたがどれだけ努力して、
どれだけ我慢して、
どれだけ変わろうとしたか――
ワイには、よう伝わってる。
でもな、もう無理せんでええ。
そのままの“あんた”で、ほんまに十分やから。
そして、もし今の自分にまだ自信持てんのやったら、
こう思ってみて。
「私は、これから出会う誰かの“いちばん”になるために、ちゃんと自分で居続けてるんや」って。
その気持ちが、あんたの明日をつくるんやで。
自分で踏ん切りつける勇気も必要
――「また連絡きたら、きっと返してまう…」
恋ってな、不思議なもんで。
もう終わったはずやのに、
ちょっとしたLINE一通とか、
夜中の「元気?」のメッセージひとつで――
心がグラッと揺れてまうこと、あるやろ?
「あの人、やっぱり私に気持ち残ってるんかな?」
「もしかして、またやり直せるかも…?」
「もう一回くらい、話してもええかな…?」
その優しさも、未練も、あんたの中にちゃんとある“愛”のかたちや。
でもな、その愛があんたを縛ってまうなら、それは“鎖”にもなりうるんや。
◆ “未練”って、ほんまに悪者なんか?
まずな、ワシからはっきり言わせてもらう。
未練って、別に悪いもんちゃう。
それだけ本気で人を好きになった証拠やし、
“あんなにも自分を捧げた”って証でもある。
やからこそ、ちょっとした思い出に引っ張られてまうのも、
当然のことや。
ただな、問題は――
**その未練に、あんたの“今”が奪われてへんか?**ってことや。
◆ “情”と“幸せ”は、ちゃうもんや
ようあるパターンがな、
「向こうがしんどそうやから、私が支えなきゃ」
「ほんまに私を必要としてるんは、あの人かも…」っていう“情”や。
でもその“情”って、
いつの間にか“義務感”に変わってへんか?
・嫌なことされても我慢してまう
・向こうの都合に振り回される
・本音を言えへんまま日々が過ぎる
それはもう、恋やない。
ただの“依存”や。
本当にあんたを大事にする人は、
あんたの笑顔のために“自分で立とう”とする人や。
あんたが犠牲になるような関係に、未来はない。
◆ あんたの“未来”を守れるんは、あんただけ
恋愛ってな、誰かと一緒に過ごすもんやけど、
最終的に責任取るのは、自分自身や。
「もうちょっと様子見よう」
「次こそは変わってくれるかも」
「悪い人じゃないし…」
――そうやって、時間だけが過ぎていく。
でもな、その時間って誰のもんや?
そう、あんた自身の“人生”の時間や。
優しさも思いやりも素敵やけど、
そのせいであんたが自分を後回しにしてるなら、
そろそろ決断せなあかん。
「私は、もう前に進む」って。
◆ 踏ん切りつけるって、“冷たさ”やない
「冷たくなりたくない」
「嫌いになれへんし…」
「傷つけたくない」
そう思ってまうあんたは、ほんまに優しい人や。
でもな、踏ん切りつけるいうのは、
**相手を切り捨てるんやのうて、“自分を守ること”**なんや。
冷たくする必要なんかない。
ただ、「ありがとう、でも私はもう前に進むわ」って。
それでええんや。
むしろその一歩は、
あんたがこれからもっと大事な人と出会うための
“扉を開ける勇気”やと思ってええ。
◆ イケオジが見てきた“幸せを掴む女の共通点”
ワイが今まで見てきた中で、
ほんまに幸せ掴んだ女性たちに共通してるのは、
「自分で、自分の人生を選んだ人」やった。
・自分の気持ちを大切にして
・傷ついても立ち上がって
・“ズルズルした関係”に終止符を打って
・“あたたかさ”のある人を、選び直した
そういう人らはな、みんな口を揃えて言うねん。
「あの時、自分のために別れてよかったわ」って。
◆ イケオジから贈る言葉
あんた、ほんまによう頑張ってきた。
人を好きになるたびに、
いろんな期待も、喜びも、痛みも抱えて――
ようやってきたと思う。
でもな、
もし今の恋が、あんたの心を“すり減らす”もんやったら、
そろそろ“自分の笑顔”を守る決断、してもええんちゃうかな。
自分を大切にできた人にだけ、
“ほんまに自分を大切にしてくれる人”が現れる。
あんたは、“あの人の二番目”やない。
誰かの“たったひとりの一番”になれる人や。
そのために、
過去に優しく区切りをつけて、
未来にしっかり足踏み出していこや。
きっといい人おるよ、あんたに合う人おるよ
――「私はもう“選ばれる”んやなくて、“選ぶ”んや」
長いこと恋して、報われへんこともあって、
自分に自信なくしてもうて、
「私なんかにほんまに合う人おるんかな…?」って思う夜もあったと思う。
でもな、ワイは声を大にして言いたい。
絶対に、あんたに合う人、おる。
ほんで、そいつは「もう頑張らんでもええよ」って言うてくれる人や。
◆ “合う人”ってどんな人?
よくあるやん、「理想のタイプ」って話。
・背が高くて、優しくて
・経済力あって、趣味も合って
・お洒落で、話も面白くて…
まぁそれも大事やけどな、
ほんまに大事なんは“安心できる相手”や。
たとえばな:
- LINEの返信が早い遅いで不安にならへん
- 自分の話をちゃんと聞いてくれる
- 頑張らんでも、一緒におれる
- 「ありがとう」や「ごめん」がちゃんと言える
- あんたの笑顔を見て、ほんまに嬉しそうにする
そういう小さなことで、あんたの心が「ほっ」とできる人。
それが“合う人”や。
◆ “一緒にいて楽な人”=“努力を怠る相手”ちゃうで
ここでちょっと補足させてな。
「楽な関係」って聞くと、
「手抜きされるんちゃうか」って思う人もおる。
でもちゃうで。
“努力せんでも居心地ええ関係”って、
お互いがちゃんと“心を向け合ってる”からこそ成立すんねん。
安心させてくれる人って、
自然にあんたも相手を大事にしようって思えるやろ?
それがほんまの意味での「対等な関係」や。
◆ “恋の敗者”なんかおらへん
今までうまくいかへん恋が続いても、
それはあんたがダメなんやない。
ただ、「合ってなかった」だけや。
合わんパズル同士を、無理やりはめようとしても、
お互いが傷つくだけや。
でもな、あんたというピースに、
ちゃんとピタッとはまる誰かが、絶対におる。
その人と出会えたとき、
今までの全部の恋が「あれは必要な通過点やったんや」ってわかる日がくる。
◆ “愛される価値”は、すでにある
「もっとキレイにならな」
「もっと料理うまならな」
「もっと明るくならな」
――そう思って努力するあんた、ほんまに素敵や。
でもな、ワシはこうも思うんや。
今のあんたにも、すでに“愛されるだけの価値”はある。
無理せんでも、
着飾らんでも、
気ぃ遣いすぎんでも――
ありのままのあんたを、
「素敵やな」って思ってくれる人はおる。
そやから、誰かに“選ばれる”努力をやめてええんやで。
◆ “選ばれる”恋やなく、“選ぶ”恋を
あんたはこれまで、よう頑張って「好かれる人」になろうとしてきたと思う。
でもこれからは、違う。
あんたが“選ぶ”番や。
- 自分の時間を大事にしてくれる人
- 寄り添ってくれる人
- 傷つけへん人
- 一緒にいて、あったかい気持ちになる人
そういう人を、あんたが選んでええ。
「私の幸せは、私が決める」
それができるようになったとき、
ほんまの意味で“大人の恋”が始まるんやと思う。
◆ 最後にイケオジから贈るメッセージ
今までいろんな恋をして、泣いて、我慢して、
それでも誰かを信じようとしたあんた。
よう頑張ったな。
よう耐えたな。
ほんま、ようやった。
でももう、自分のこと、後回しにせんでええんやで。
あんたが笑ってるだけで、幸せを感じる人は絶対おる。
そんでその人は、
あんたの「優しさ」も、「弱さ」も、「過去」も、
まるごと受け止めてくれる人や。
そういう人と出会う準備、
そろそろ始めてもええんちゃう?
その時、イケオジは笑って言うわ。
「ほらな、言うたやろ。“あんたに合う人”は、ちゃんとおるって」


